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波長のX線を結晶に入射した場合、面間隔を有する結晶面とX線の回折角には以下の関係がある。
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(1) |
ただし、
でなくてはならない。
このとき、任意の(hkl)面のX線回折強度は構造因子を用いて、
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(2) |
と表される。ここには、
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(3) |
であり、 は面指数、はn番目の原子の部分座標、はn番目の原子のX線散乱能である。オイラーの公式(
)から、上式は以下のようにも記述できる。
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(4) |
従って、
は、
と実数の三角関数のみを用いて表現できる。
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Hitoshi Takamura
平成16年11月5日