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晶帯と晶帯軸

結晶中の平行でない2つの面、例えば$(hkl)$$(h'k'l')$は必ず交わります。その面と面の交線が$[uvw]$方向を向いているとき、その交線を晶帯軸$[uvw]$と呼びます(図2.6)。このとき、これらの面は晶帯$[uvw]$に属すると言われます。晶帯軸は必ずその晶帯に属する面の法線と直交するので、面指数$(hkl)$と晶帯軸$[uvw]$には$hu+kw+lv=0$の関係が成立します。これはワイスの晶帯則と呼ばれます。

図: 晶帯と晶帯軸
\includegraphics[width =.75\linewidth]{slide15.epsf}


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D. Shindo, T. Konno and H. Takamura
2006-12-04