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前節でペアリストが作成されたので、つづいてそのペアリストをもとに「相関距離」のリストを作成します。ペアリストは相関を考慮する粒子の番号を配列に格納したものであり、力の計算に利用するその2つの粒子がx, y方向にどれだけ離れて存在しているかという距離に関する情報は含まれていません。そこで、distance[40000][3]という配列を準備し、i番目のペアのx, y方向の座標の差(値が負になることも当然ある)をdinstance[i][0]、dinstance[i][1]に格納する。また、この後の計算の便宜上、ペアの距離の二乗の値(必ず正の値)をdinstance[i][2]に格納する。このとき、ペアリストを見つけるときに考慮した周期的境界条件が同様に適用されることに注意せよ。配列distanceの型はどのように定義したら良いかは各自で考えよ。この相関距離を計算する機能も関数として実装すること。
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Hitoshi Takamura
平成16年12月26日