SSI-19@Kyoto (畑山)
大分遅くなりましたが、6月2〜7日にかけて京都で開催されたSSI-19に参加させて頂きましたので、報告致します。
私のポスター発表は3日目でしたが、初日に行われる先生方のチュートリアル講義から拝聴しておりました。チュートリアルでは固体イオニクスの様々な分野についての講義がなされており、いずれも興味深く勉強になるものでした。とりわけDFT計算の講義では、基礎から発展まで分かり易く説明して頂き、私の研究内容にも直接関わるので非常に有意義でした。普段の進捗報告だけでなく、研究内容の理解を確認する機会を得られるのは貴重でありました。また以前お会いした他大学の方々と、研究内容の議論も行う事が出来ました。よく話した山口研究室のメンバーとは、お互いにDFT計算は実際やってみると面白いが大変であると言う話で盛り上がりました。
2日目からの口頭及びポスター発表は大雑把に分けて酸化物イオン、リチウムイオン、プロトン伝導体のセッションに分かれ、私は主にプロトンのセッションに張り付いておりました。個人的にはプロトン伝導体としてペロブスカイト型酸化物に添加されたH+に関する研究に興味を覚えました。またイオン伝導体の研究としては、前述のセッションに挙げられる3種のイオンがメジャーですが、それ以外のイオンを取り扱っている方もおり、新たな分野の開拓に日夜勤しんでいるのだなあとしみじみ感じました。そのなかでも私と同じイオンを取り扱っている方がおり、早く論文を仕上げたい!と言う意欲がわきました。
3日目の自分のポスター発表では沢山質問を受け、大抵は答える事が出来ましたが、一部捌けなかったものがあり、そこは反省点です。国際学会ですので当然発表は全て英語ですが、ゆっくりと話してもらっても聞き取れない部分が多々あり、自分の拙い英語力を改めて痛感した次第です。
今回の学会で得られたことを生かし、日々の研究に役立てていきたいと思います。
- コメントを投稿するにはログインしてください