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第10回 固体イオニクスセミナー@田沢湖(操上)

8月31日から秋田県の田沢湖高原温泉郷にて2泊3日で行われた、第10回固体イオニクスセミナーに参加しました。

仙台を出発し、新幹線で1時間と少しの間田んぼを眺めていると、田沢湖駅に到着しました。

新幹線が止まるような大きい駅でもなく、目の前に湖が広がるでもないこの駅から
バスに揺られること約30分、目的の旅館にたどり着きました。
さぁ、ゆっくりとお風呂にでも入りま…という時間もなく、各地からいらした先生方の講演が始まりました。

講演は1日目と2日目に3名ずつとなっており、固体イオニクスという限定的なテーマであるにもかかわらず、様々な角度からの考察がなされていました。
素晴らしい講演もさることながら、講演終了後のみならず途中から白熱する議論に圧倒されながら、なんとか付いていこうとそのやりとりを聞いていました。
特に印象に残ったのは、リチウム二次電池の合金系負極の歪についての話題でした。
自らの研究とも通じるところがあり、新しい考え方も得られました。

講演の後はポスターセッションです。
今回のポスター発表は35件。様々なテーマのポスターが並びました。
互いに議論と杯を交わしながら、会場の熱気は増していきます。
私も他の研究に感銘を受け、自分の研究には貴重な意見をいただき、その他のことも語り合い、
素晴らしい時間になりました。

田沢湖高原温泉郷と言っておきながら、ここまで湖も温泉も出てきていないのは
いかがなものかということで、2日目の自由時間のお話を。
旅館からバスで10分ほどの所に、乳頭温泉郷があり、昔ながらの温泉が楽しめます。
噂によれば、短い時間に3ヶ所も巡った人もいるんだとか。
私は、せっかくなのでとバスで20分ほどの田沢湖を見に行きました。
田沢湖は最大水深423.4mで日本一の深さだそうです。

絶好の天気も手伝い、最高の眺めを楽しめました。

修士1年にもなって、スワンボートで湖上に出てしまいました。
それにしても、水の色が綺麗です!

研究のことも、それ以外のことも、楽しい時間はすぐに過ぎ、
あっという間に仙台に帰ってきてしまいました。
普段では味わえない、濃い3日間でした。

最後に、今回は高村先生が世話人として、準備や運営をされていました。
本当にお疲れ様でした。
来年は関東近辺の温泉が予定されているそうです。
またいい温泉に入れるように、しっかり研究成果を出さなくてはなりません!