第35回固体イオニクス討論会@大阪 その4
高橋寛郎
12月7-9日に大阪(グランキューブ大阪)で開催された固体イオニクス討論会について報告します。
今年からマグネシウムイオン二次電池正極材料の開発に取り組んでおり、
今回は、主にリチウムイオン伝導体とイオン伝導のセッションで、その講演を聴講しました。
興味深かったのは、大阪大の今中先生らによる高価数カチオン(Bi3+、Ge4+)伝導体の研究です。
現在、私が扱っている材料と同じ結晶構造の材料が用いられており、参考になったのに加えて、
早く実験を進めたい、と、更なる研究意欲がかきたてられました。
また、今回は「気になったら聞く。」ことを心がけました。
まだまだ着目すべきところにできていない感は否めませんが、
数回の質問と、さらには英語でも質問できたことは非常に良い経験でした。
こういった場で知識・経験を1つ1つ積み重ねつつ、今後の研究活動に励んでいきたいと思います。
さしあたっては3月末の春季金属学会での口頭発表。
ここ最近はポスター発表だったので楽しみです。
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