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第14回固体イオニクスセミナー@湯沢 9/2–4 (M1山口)

9月2日-4日の3日間、固体イオニクスセミナーに参加しました。

固体イオニクスセミナーでは主に、
・4名の先生によるチュートリアル講演
・4名の若手研究者による若手講演
・ポスター発表
が行われました。

チュートリアル講演は、
山口周先生による「固体イオニクス革新にむけて:残された課題」という固体イオニクスのこれからを考えさせられるものと、
高移動度有機半導体や光駆動イオンポンプタンパク質、高分解能原子間力顕微鏡などの異分野の最先端研究に関するものでした。

山口先生のご講演を通して、物性の"起源"を探究する重要性や、2種類のイオン伝導体の接合界面など、固体イオニクスを研究していく上で意識していきたいことを学べました。
異分野の先生方のご講演は、私の理解力が足らず分からない点も残っています。
しかし、研究の質を高めるために高分解能を追求していく研究者がいると知り興味深いと感じたし、有機材料のイオンポンプや半導体も面白そうだと感じました。

1日目、2日目の夜には、白熱したポスターセッションが行われました。
終了時間を過ぎても議論を続けている参加者の姿が多くみられました。

自身の発表では、他大学の先生方に、
「修士1年ならまだまだここからだね!来年楽しみにしてるよ。」
と言っていただけたことが本当に嬉しくて、研究への意欲が一層増しました。

見に行けなかったポスターがあったことが心残りですが、、、
活発なディスカッションが行われる場に参加できたことが自分にとってかなりプラスな良い経験になりました。

若手講演では、どの講演者の方も、目的・方法・結果・考察という話の流れがきれいに筋通っていいるのが、ありふれた言葉ですが「すごい!」と感じました。考え方や研究の進め方はもちろんですが、伝え方や魅せ方(?)も見習っていきたいと思います。

セミナー全体を通して、他大学の先生方や学生、研究者の方々とディスカッションするのは、とても頭を使うので刺激的ですし、そうすることでより研究への理解を深められると実感しました。他の学会の雰囲気をよく知らないので比較はできませんが、ディスカッションが盛んで質問が鳴り止まないことは、このセミナーの良さだと思います!

セミナーで学んだことを研究に還元していけるようにがんばります(^o^)