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[論文・プレスリリース掲載] 燃料電池などに応用可能な新規プロトン伝導体を開発 (D3川森)

燃料電池や高効率水素製造への応用が期待される、新規プロトン(H+)伝導体の開発に成功しました。本研究では高圧力(GPa)を用いることにより従来材料では成し得なかった高いプロトン濃度を実現しました。プロトンの高濃度化は燃料電池内部の抵抗を下げる一つの方策であり、本材料は従来より低温域の450–500℃において低い抵抗(高い伝導度)を示しました。特異なプロトンの局所構造についても理論計算から考察しており、今後の材料設計に新たな指針を与えると期待されます。

 

本成果は、米国化学会の学術誌「Chemistry of Materials」に掲載されました。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.chemmater.1c01017

 

詳しい研究内容については、本学のプレスリリースを御覧ください。

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/07/press20210730-01-proton.html

 

高村先生、論文執筆にあたりディスカッション等大変ありがとうございました。

普段読んでいる雑誌に自分の研究が掲載されることは嬉しいです。

研究室生活は今年度で最後ですが、まだまだやりたいことがあるのでこれを励みに頑張っていきます。