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電気化学会東北支部 第54回セミコンファレンス・第36回東北若手の会@鳴子温泉 (辻野)

M2の辻野です。

だんだん寒くなってきて、来るべき冬の到来を感じます。

11/12~13 に鳴子温泉で開催された

電気化学会東北支部 第54回セミコンファレンス・第36回東北若手の会

に参加し、ポスター発表を行いました。

この会は電気化学会の中でも東北地方に在する東北大・山形大などの研究室が一堂に会し、夜遅くまで温泉で討論する会とのことで、昔は本当に朝まで語り合っていたらしいです。

ちなみに、このセミコンファレンスですが、セミファイナルの”セミ”ではなく、第1回の会場が”瀬見”温泉だったことに由来するそうです。

1日目は特別講演と学生の口頭発表から始まりました。どれも興味深い発表でしたが、中でも僕は日大の井口先生の講演が印象に残っています。プロトン伝導セラミックスの力学特性という、普段物性を特に気にする私たちが無視しがちでありながら重要な分野に対して、自作の実験装置で評価するという、ベンチャー気質な研究が特に印象に残りました。

ご覧のように広い会場で豪華な夕食&ビールを頂いた後にポスター発表を行いました。満腹感と酔いと緊張でどうなるかわかりませんでしたが、多くの先生方・学生の皆様に聴講していただけることができました。とても興味を持って聞いて頂いている方も多いと感じられて、僕も徐々にパッションが乗ってくるような良い発表になったと感じています。

今回発表した内容は、現在修論に向けて取り組んでいる内容で、まだまだ未到達のところが多い研究だと感じています。今回のポスターセッションで聞かれた質問を参考に、残り少ないですが、しっかりまとめ上げることができるよう頑張りたいと思います。

こんな感じのお部屋でしっかり睡眠をとった後、2日目は一般講演と若手依頼講演がありました。中でもNIMSの長谷川 源さんのPFG-NMRおよびSIMSによる拡散係数の決定の話が面白かったです。NMRは僕も研究に使うことが多い手法ですが、局所構造の情報のみではなく、動的な情報まで取り扱える、固体イオニクスにおいては強力なツールであることを改めて感じました。

今回、飛び入りでの参加になってしまいましたが、とても勉強になる2日間でした。

この場を借りて、東北支部長として取りまとめに当たって下さった高村先生、宿の手配からプログラムの作成、お酒&お菓子の手配まで、何から何まで準備して下さった石井先生、今回の発表の核になるNMRの測定に尽力して下さった格先生に心から感謝申し上げます。

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