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Solid state ionics 2026@シンガポールに参加しました!(D1岡崎)

 こんにちは、D1の岡崎です。7/5〜7/10にシンガポールで開催された、国際学会SSI-25(Solid state ionics 2026)に参加させていただき、口頭発表を行いました。

SSIは固体イオニクスを学ぶ身として憧れの学会だったので、今回初めて参加できてとても嬉しかったです。

石井先生と。深夜便後の写真なので、顔を隠させていただきました。石井先生も同じ状況なのにすみません…

 

朝はplenary sessionから始まり、その後は口頭発表が5つの部屋でパラレルに18時まで行われます。そこからポスター発表です。それだけたくさんの講演が聴講できるのですが、聴きたい先生の講演が同じ時間に被っていることが多くて、非常に迷いました。15分発表ごとに走り回って部屋を移動することも多々ありました笑

最初プログラムが出た時、私の発表が最終日のラストでどうしよう。。となっていたのですが、最終的には最終日の朝になりました。学会2週間前には、発表日まで会場を見てイメージトレーニングをする時間が多くありいいな、と謎の余裕がありましたが、結局スライドが完成しないままシンガポールへ旅立つことになりました😢

高村先生には大変ご迷惑をおかけいたしました。直前に取ったデータの解釈や、どのような構成にすれば矛盾なく一貫性のあるストーリーとして話せるか、がなかなかまとまりませんでした。たくさんご指導いただきましたが、一部議論が日本では終わらず、到着後チャンギ空港に10時間居座り考えました。首が痛くなる度に無料の椅子を探し回ったのが、この学会で一番の思い出かもしれません🪑笑 先生にオンラインで議論いただき、発表2日前にスライドが出来上がりました。ギリギリでもスライドさえできれば、今までの先生方のご指導と高村メソッドのおかげですぐ英語発表まで形になりました。お忙しい中、親身になってご指導いただいた高村先生には何とお礼を申し上げてよいか、感謝の念にたえません。

 

 

 

 

 

 

 

 

石井先生に撮っていただいた発表の様子です。Defects in Functional Oxidesのセッションで、実際は3スクリーンで、左の写真で見えている空間の6倍以上ある非常に広い部屋でした。緊張しましたが、無事納得のいく発表ができ本質的な質問も3問いただきました。一方通行の回答ではなく、その場で議論することもできました。発表後にわざわざ質問に来てくださる方もいて嬉しかったです。広い部屋で多くの著名な先生方に研究内容を聞いていただき、少しは高村先生に恩返しできたかなと思いたいです。

聴講についてもSOFC/ECやPCFCのデバイスや、プロトン伝導体、機械学習セッションなどを浴びるように聴講しました。5日間で一番聞いた単語はexsolutionとhigh entropyでした。背景や単語がわからなくてもその場で調べたり事前に要旨を読んでなんとかくらいついたので、イオニクスの中でも様々な分野において最新の研究動向を知ることができとても楽しかったです。一番衝撃を受けたのは、Nini PRYDS先生の多層酸化物薄膜(Twist)におけるねじれ角の制御がイオン輸送にどう影響を与えるか、という内容でした。また、私が扱っている材料の”ceria”がセッション名になっている会場があり激アツでした!

 

 

ランチは学会会場でビュッフェでした。ライブキッチンもあり、毎日変わるシンガポール料理はどれも美味しかったです!円卓を囲んで食べるので、普段お話しできない日本の研究者の方々や、東北大で働いていたこともあるというアメリカの会社の方、アメリカや韓国のPh.Dの方と出会い、たくさんお話しすることができてとても貴重な機会でした。

 

〜観光〜

発表前はなかなか落ち着かなかったのですが、それでも学会後にナイトサファリに行ったり、エクスカーションでgardens by the bayを訪れました。意外にも一緒に学会参加が初の石井先生と山口先生、高村研OBの田澤さんとご一緒させていただきました。先生方、田澤さん、計画してくださり誠にありがとうございました。とても楽しかったです!

 

 

 

 

 

 

 

ナイトサファリでワラビー放し飼いゾーンに閉じ込められてしまった石井先生です笑 また、石井先生は赤道直下の国ならではの珍しい植物に大興奮でした。石井先生のおかげで木やお花を、なぜそのような形態になったのかと新たな視点で見られるようになったものの、私にはまだ植物を愛でる感性が養われていないのか、迫力のある恐竜エリアに大興奮でした!

 

 

 

 

 

 

 

一緒に参加した諒芽さんと山岡さんと、チキンライスやバクテー、ジェラートを食べに行きました!山岡さんいつもご馳走になり本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

また発表後にはようやく解放感に浸って、一人マーライオンと一人ユニバーサルスタジオシンガポールを楽しみました。一人で行動することも多かったのですが、シンガポールの方はお店や空港、電車のホームで少しでも迷っていると親切にあちらから明るく声をかけてくださり、とてもいい国でした。また訪れたいです。

 

最後に、このような貴重な機会をいただき、お忙しい中多大なるご指導をいただいた高村先生に心より感謝申し上げます。ありがたいことに場数を踏ませていただいて、発表自体は少しずつ自信がついてきたので、一つ一つのデータへの深い洞察を常に意識し、次の発表では充実したデータを元に一貫した発表の構成が作れるよう精進したいです。また、ランチの時間に面白かった研究について教えてくださったり、一緒に観光してくださった石井先生、山口先生、誠にありがとうございました。そして、制度が変わり大変な中、事務の面で多大なるサポートをしてくださったゆき子さんに心より感謝申し上げます。


p.s. 

最終日のPlenaryは、高村先生のMITご在籍時の師匠であるHarry Tuller先生の受賞講演でした。最後にSenior scientistからのアドバイスが15個ほどあったのですが、「刺激的な環境に身をおいて常に努力する」「難しいことを考える時は常にシンプルなモデルから」など高村先生がよくおっしゃてることばかりで驚きました。特に響いたのは「Teaching is the best way」です。Tuller先生は今まで150人以上のPh.Dを育てられたとのことで、素晴らしい研究者であると同時に、教育者なのだと実感しました。高村先生も権威ある研究者であることはもちろん、今回のご指導に限らず、惜しみなく学生への指導に尽力してくださる教育者です。私も将来研究を続けたいと考えているので、今教えられることは少なくても、先生や先輩方からいただいたものを後輩たちに還元できるよう頑張りたいと思う機会になりました。