メインコンテンツに移動

セリウム酸化物ナノ粒子のプロトン伝導性発現に関する論文がSolid State Ionicsに掲載されました。

セリウム酸化物は、酸化物イオン伝導体、紫外線吸収材、機械化学的研磨材など幅広い分野への応用が期待されている機能性セラミックスです。本研究室では、セリウム酸化物ナノ粒子の合成とその電気特性評価の研究に取り組んでいます。今回、6万気圧の超高圧下で緻密化されたサマリウム添加セリウム酸化物ナノ粒子においてプロトン伝導性が発現することを見出しました。本論文では、セリウム酸化物ナノ粒子の合成方法(均一沈殿法およびUVレーザー光分解法)、得られたナノ粒子の透過電子顕微鏡観察、水蒸気吸着特性とそれに伴うプロトン伝導性の発現を報告しています。従来、セリウム酸化物において可動イオンは酸化物イオン(O2-)のみでしたが、シングルナノサイズの緻密体では界面近傍でプロトン(H+)が可動できる点が特徴です。詳細は以下の論文をご覧下さい。

Solid State Ionics, available online 27 May 2009.
http://dx.doi.org/10.1016/j.ssi.2009.04.017