まず、分子動力学シミュレーションの基本的な手順について学びます。下の動画は不活性ガスであるアルゴン(Ar)の液体状態の様子を分子動力学シミュレーションにより計算した結果です。数週間かけてこの動画が作成できるまで頑張りましょう。
参考文献
- J. M. Thijssen, Computational Physics, Springer, Cambridge University Press, 1999.
- J. M. Thijssen, 訳 松田和典ら, 計算物理学, シュプリンガー・フェアラーク東京, 2003.
- http://www.cp.tn.tudelft.nl/people/thijssen/book/progdir.html
これは、アルゴン原子間のポテンシャルが次式で示すレナード・ジョーンズ型であるとして計算された分子動力学シミュレーションの様子です。
![\begin{displaymath}
U(r) = \epsilon\biggl[\biggl(\frac{\sigma}{r}\biggl)^{12}-2\biggl(\frac{\sigma}{r}\biggl)^{6}\biggl]
\end{displaymath}](img1.png) |
(1) |
ここにrは2つの粒子間の距離とし、
と
は各々エネルギーと長さの次元を有する定数です。では、続いて計算の流れを考えます。
Subsections
Hitoshi TAKAMURA
2017-12-21