Birmingham大学 留学記 (高野)
今年の1月から2月末まで、イギリスのBirmingham大学に短期留学してきました。
Birminghamはイギリスでは2番目の人口を有する都市で、イングランドの中央に位置しています。大きな都市でありながらそれほど人を多く感じず、まるで仙台のようで自分好みの都市でした。
自分の中のヨーロッパといえばこんな建物、といったような伝統的な雰囲気の建物と斬新なデザインの現代建築が混在していて、独特な雰囲気を醸し出していました。
中心部にある教会とショッピングモール
Birminghamは運河がアピールポイントの一つのようで、有名なイタリア・ベネチアよりも距離が長いそうです。
(観光地としてはあまり整備されていないようでしたが)
バーミンガム運河
Birmingham大学は街の中心部から少し離れた場所にあります。東北大よりも少し規模の大きな大学です。
Birmingham大学のシンボル、Aston Web
Birmingham大学では、David Book教授の研究室にお世話になりました。Book先生は金属水素化物に関する研究の第一人者で、水素貯蔵材料や磁性体、水素社会実現のための実証実験などの研究をなさっています。Book先生は以前東北大で研究をなさっていたご経験もあり、そのつながりで受け入れていただきました。Book先生を始め、グループのみなさんがとても親切にしてくださり、楽しく過ごすことが出来ました。(研究室のメンバーと外食に行ったりもしました。)
期間的には仕事をやり遂げるには短すぎましたが、海外の大学で、普段とは少し違った分野の研究をできたことは大きな経験でした。
滞在中には、バーミンガムだけでなく、ロンドン、リバプールなどの都市にも観光に行きました。
ビッグベン
長年の夢だったストーンヘンジ
これまで海外に行った経験は、卒業旅行のサイパンと国際学会のハワイだけで、ほぼ日本のような場所でした。今回は観光地では無い場所で、しかも初めて単独で海外に行くということで、とても不安でした。はじめは何をするにしても高い活性化エネルギーを超えなくてはならず、近くのスーパーに買い物に行くだけでも嫌でした。それをぐっとこらえて生活していくうちに、次第に度胸がつき、最終的には日帰りではありますが、一人旅をできるまでになりました。自分でも異国の地で生活をできたというのは大きな自信になりました。(道を聞かれて教えてあげられたことも嬉しかったです。)
この貴重な機会を与えていただいた高村先生、Book先生に心から感謝申し上げます。
この経験で得られた「度胸」を糧に日々チャレンジしていきたいと思います!
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写真
写真の構図がとても良いですね。