メインコンテンツに移動

種々のアニオンを含むセラミックス

酸化物イオン、窒化物イオン、水素化物イオン、フッ化物イオンといった陰イオン(アニオン)を複数種に含んだセラミックスの機能性が近年注目されています。これらは、従来の単純な酸化物や窒化物といった化合物にはない特異な電子構造、配位構造や結晶構造により、革新的機能 (光触媒特性、強誘電性、超伝導性、蛍光特性、電気化学特性など) が発現します。本研究グループでは、イオンビームを照射しながら薄膜材料を合成するイオンビームアシストパルスレーザー堆積法などで酸水素化物や酸窒化物を合成し、その構造や性質を核磁気共鳴(NMR)などを利用して明らかにしています。

NMRによるH:BaTiO3の特異な水素占有状態の解明

イオンビームアシストパルスレーザー堆積法で作製した様々な組成の酸窒化チタン薄膜.

最近の発表論文

  • M. Yamaguchi et al., Appl. Surf. Sci. 534 (2020) 147616.
  • T. Misaki et al., Chem. Mater. 31(18) (2019) 7178-7185.