2025年固体電気化学実験法入門セミナー(上山)
お久しぶりです。約3ヶ月ぶりの上山です!
ブログにするのが遅くなってしまいましたが、6/13(金)に固体電気化学実験法入門セミナーに参加しました。私は固体電池の研究をしているので、講演内容に惹かれて参加させていただきました。
会場は日本大学の文理学部百周年記念館でした。(下の写真、とても綺麗な建物でした!)
セミナーでは、日本大学の橋本先生、東北大学の雨澤先生、川田先生、九州大学の松本先生、東京科学大学の鈴木先生による講演を聴講しました。
橋本先生は空間群とX線による構造解析手法についてお話ししてくださいました。最もよく使う測定でありながらも理解が浅いところもあるため大変勉強になりました。
雨澤先生は拡散現象と化学ポテンシャルについて講演してくださいました。試料作製からメカニズムの理解に至るまでに必要な知識を簡便に説明していただき、とてもわかりやすかったです。
次に松本先生による輸率測定の講演を聴講しました。伝導体で何が伝導しているかを知るために有効な輸率測定について様々な例を交えて説明してくださいました。
川田先生は交流インピーダンス解析についてお話ししてくださいました。実際の解析で用いる各種抵抗成分についてやどのような流れでフィッティングを進めれば精度良く行えるかなど実践的な講演でした。
鈴木先生のお話はリチウム電池材料の評価についてでした。私が日々苦戦しているグローブボックス内での試料の秤量や混合を自動で行なってくれる機械を導入しているというお話しには目を輝かせてしまいました。そんな装置があるのか!という驚きと共にぜひ高村研にも欲しいなと思ったのですが、非常に高価な装置のようです。高村先生にも冗談まじりに「うちはうち、よそはよそ」と言われてしまいました笑
お昼休みは日本大学のキャンパスを少し散策しました。他大学のキャンパスを歩く経験はあまりないため新鮮でした。一度学食に行ってみたのですが、混みすぎていて断念しました...さすが日本大学!結局、唐揚げ弁当をいただきましたが、学生証を見せれば100円引きと学生に優しい制度があり、心まで満たされてしまいました笑
講演終わりに餃子を食べに行きました!色んな種類があってたくさん食べたらすぐにお腹いっぱいになってしまいました笑
途中、隣のテーブルに学生と思しき集団が来たのですが、高村研でもよく使うNMRについて話しており世界は狭いなと思いました笑
今回のセミナーは今後の研究活動に活かせる内容が多く、このような実践的なセミナーに参加させていただいた高村先生に心より感謝しております。ありがとうございました!
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