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11/24 電気化学会東北支部 東北若手の会@秋保 (M1川森)

11月24日と25日の2日間、電気化学会東北支部主催の産学官フォーラム、東北若手の会、セミコンファレンスに参加しました。

今年は仙台開催であったため、東北大学で産官学フォーラム、秋保温泉で東北若手の会、セミコンファレンスが催されました。

高村研からはM1から3人、M2から1人の計4人が東北若手の会でポスター発表を行いました。
なので、ブログ投稿も4連続になってしまいましたね。
↓飽きずにRead more を押してください(笑)


産官学フォーラムのご講演から始まったこの会は、燃料電池やリチウム電池に関連した講演がほとんどで、イオンを取り扱う高村研としてはなじみの深い内容ばかりでした。
高村研でイオニクスがわかるようになればなるほど、今回のようなイオニクスで活躍されている方々のご講演を面白く聞けるようになりました。
研究室や授業で聞いた、学んだ、使ったことがある内容が出てくるほど、吸収したいと思い話にのめり込みました。

最近、エネルギー・環境の話題に興味があって授業などでも注意深く聞いていたのですが、今回の講演で水素社会やリチウム電池の実用化における現状のお話があり、今どこまで開発ができていて今後はどのような問題や将来性があるのかについて学ぶことができました。

実環境下での実用実験の研究もありました。
出力の調整が難しい太陽電池の電気を、短周期はリチウム蓄電池で調整し、長周期は水素エネルギーとして貯蔵することで出力の平滑化を行っていました。
今後、再生可能エネルギーが増加していくと必ず必要になる設備だと思うので、得られた電力データからより大きなスケールでの発電に対応できるようになることを期待しています。



ポスター発表では、発表時間が30分しかないので発表が長くなりすぎず、かといって内容が伝わらないことがないように…

…はできていなかったように思えます。必要な情報をうまくまとめて話すことは難しいですね。

発表後に、実験方法について自分でも気になっていた部分についてご指摘頂きまして、実験を早く進めたいと思う今日この頃です。

発表を聞いてくださった先生方ありがとうございました。



文字が多くなってしまったので一旦写真で休憩

相部屋の学生と朝食 と 冬の近づく秋保
↑こういう出会いも楽しいですね。<¥font>




ポスター発表後には一日の終わりに若手講演会があったのですが、質問している先生方の間で議論が行われるような理解が難しい現象についての研究がありました。ある考察に対してその論理を保証する実験を行うことは重要ではあるけれど、よく考えて行わなければ本当にその論理が正しいか説明することは難しいと感じました。

翌朝のセミコンファレンスでは、高村研でも一部でよく話題になるインピーダンス解析についてより一歩深く踏み込んだ内容について説明していただき、インピーダンスの情報量をまだまだ引き出せていなかったことを痛感しました。
また、少し前に私が自分の実験で炭素関連の問題で苦しんでいたのですが、それに関係するであろう知識を得ることもできたので良かったです。
ご講演を聞いていて、今こういうことができているから次はこういうことができる、というような次への発想力がすばらしいと感じ、見習いたいと思いました。



夏のイオニクス合宿でも感じたことですが、自分の研究室以外の研究を聞くことで触発されて研究への意欲が湧くので、今回学会に参加させて頂き良かったです。

高村先生ありがとうございました。

来週は4年生とともにイオニクス討論会に参加します。
様々な学会に参加させて頂けて嬉しいです。




最後にポスター発表の写真を


ポスター賞を受賞したC氏。おめでとうございます!
自分のやってきたことを評価してもらえることは嬉しいことだと思います。
研究の励みになるのではないでしょうか。<¥font>