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3/7-8 固体化学の新しい指針を探る研究会(山口)

こんにちは。M1の山口です。
固体化学の新しい指針を探る研究会主催で、日本大学にて開催された、
・「固体電気化学実験法入門」(3/7)
・「若手研究者による研究発表会」(3/8)
に参加しました。

「固体電気化学実験法入門」では、以下の5つのご講演をお聞きしました。
・東工大名誉教授の脇原先生の「電池概論」
・東北大の雨澤先生の「拡散と化学ポテンシャル」
・東北大の川田先生の「固体化学におけるインピーダンス解析の基礎」
・京都大の宇田先生の「固体の反応性と熱力学」
・我らが高村先生の「結晶の対称性と構造解析」

電池概論では、リチウムイオン電池の電極材料、電解質材料についての現状を知ることができました。また、材料選択において、リチウムの拡散パスを考えることの重要性に気付かされました。
インピーダンス解析はまだ挑戦したことが無いですが、これを機に電気化学測定を行っていこうと思います。
雨澤先生・高村先生の講演は大学の講義やセミナーを通して一度は聞いたことのある内容でしたが、やはり違う先生の解説を聞くと異なる切り口で考えられるので、より理解が深まった気がします。
宇田先生がご講演くださった「化学ポテンシャル図」については、上手く活用できるようになれば材料選択・条件設定が効率よく行えそうだと、その有用性がとても魅力的でした。

今回得たものを今後の研究に活かしていきたいと思います。

「若手研究者による研究発表会」では、口頭発表とポスター発表が行われました。
私はポスター発表で参加しました。

若手の会ということもあって、発表者は口頭もポスターも学生ばかり。
『質問も若手が積極的にしよう!』ということで私も質問しました。
学会では敷居が高く感じてなかなか手を上げられませんでしたが、勇気を出して良かったです!私が質問をした発表者の方が、私のポスター発表も聞きに来てくださり、助言をいただくことができました。

研究室外での発表はいつも緊張しますが、回を重ねるごとに少しずつ、
落ち着いて発表できるようになってきたかなぁと思います(^^)