国際会議 Solid State Ionics 2024で発表してきました!! 〜in ロンドン〜
お久しぶりです。D1の佐藤です。今回は7/15-19にロンドンで催された、国際会議 Solid State Ionics 2024で口頭発表をしてきましたので、その報告になります。
Solid State Ionicsは固体イオニクスの学会の中でも大規模な国際会議で、5日間で計400の口頭発表、130のポスター発表が行われました。
「Queen Elizabeth II Conference Centre」という建物が会場で、ビッグベン・ナショナルギャラリー(美術館)・大英博物館といった名所に囲まれた場所でした。
会場↓
ビッグベン↓
またセッションごとに部屋がいくつも分かれており、特にリチウム伝導体のセッション会場は一際大きい&ライトアップされていて特別感がありました。↓
一方自分はこちらでプレゼンを行いました。プロトン伝導体のテーマということもあり、少しこじんまりとしていますが、質疑応答の際は座長の先生方が冗談を交えながらフォローして下さったりと、終始アットホームな雰囲気が流れていました。初参加の自分としては非常にありがたかったです。会場1つとっても一長一短ですね。
本番では高村先生のご指導や練習のおかげで、ほど良い緊張感でミスなく終えることができました。ありがたいことに時間いっぱい質問を頂けたので、うまく発表できたのかなと思います。一方で、質疑応答では英語力に課題が残る結果となりました。計4-5個の質問を頂いたのですが、おそらく半分くらいしかまともに返答できなかった気がします。残りは、質問して下さった方の英語が速すぎて聞き取れない、聞こえた英単語から質問を予想して答えているために行き違った会話になる、などによってグダグダしてしまいました。もう少し丁寧に質問の意図を確認すれば良かったと今になって思います。もっと英語でのディスカッション機会を増やさねば!!
↑高村先生に撮って頂きました!
イギリス飯
話は変わりますが、今回の学会で最も驚いたのはご飯のおいしさです。イギリスはご飯のクオリティが低いというイメージをなんとなく持っている方は多いと思いますが、自分が滞在した約1週間の間そう感じることは全くありませんでした。
中でも最も印象に残っているのが、こちらの料理です。見た目は素朴ながら3品の味のバランスが絶妙で、何より、ただ茹でただけ?のジャガイモが甘さと上品さを両立しており、ジャガイモのポテンシャルを見せつけられました。
和食・韓国料理・中華料理など、様々なジャンルのレストランがそこかしこにあるのも印象的でした。発表が終わった後は先生方とイタリアンに行き、高村先生にご馳走になりました。ありがとうございました!
アフタヌーンティーにもいきました。想像以上の量のパンやスイーツが出てきてお昼ごはんを食べてないのに腹がパンパンになってしまいました。またスイーツ系だけでなく惣菜系のサンドイッチも含まれていたのが意外でした。アフタヌーンティーと言いつつ昼食も兼ねているのかもしれません。でなければあの量は恐怖です。山口先生、値段を調べずに誘ってしまいすみませんでした!!
ロンドンの街並み
街を散策すると赤色のバスがひっきりなしに走っており、日本よりバスの交通網が発達していました。↓
中には2階建のものもあり、一番前に座ったんですがアトラクションのような臨場感で目が回ってしまいました。
最も非日常を感じたのは、日の長さです。これは21時くらいに撮った写真なのですが、日本の夕方くらいには明るいです。日が落ちることで時間の経過を感じられないため、気づいたら20時とかになっていて1日がとても短く感じました。
最後に
今回は英語力の必要性と自身の知識の幅の狭さ(これは国内外問わず毎回感じますが)を感じた会となりました。次の国際会議ではよりスマートな質疑応答&他分野の発表でもバリバリ参加できるように、この夏を有意義に過ごしたいと思います。また何より今回の学会で実験データを放流しきってしまったため、なるべく早く次の学会に参加できるよう、より一層実験を進めていきたいです!
高村先生、このような機会とご指導を頂きありがとうございました!
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