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応用物理学会@名古屋 に参加しました


第76回応用物理学会秋季学術講演会(9/13-16)に参加し、口頭発表を行いました。

会場は名古屋市の中心にある名古屋国際会議場で行われました。

"応用"が名前にある通り応用に向けた研究が数多くあり、発表された研究も一般企業との共同研究が多かったです。昨年参加した金属学会と比べると、その企業の分野も幅広く、"クーピーの会社"や"小麦粉の会社"もありました。

そして雰囲気も金属学会と比べるとフランクで、参加証にハートのシールを貼れたり、ドリンクチケットが付いていたりしました。その上会場には名古屋名物の屋台が並び、さながら夏祭りのようでした。

学会1日目は自分の発表を行いましたが、幾つかの質問をもらうことができ、それなりの発表はできたかと思います。その後は青色LEDの天野先生や小林-益川理論の益川先生の講演を聞いていました。そしてその後に聴講した酸化物エレクトロニクスのセッションでは、物性の根源を取り扱った基礎的な議論が熱心に交わされていました。

2日目はレーザープロセシングや酸化物·窒化物半導体のセッションを中心に聴講しました。その中で印象に残っているのは、"青色LEDと黄色蛍光体"や"試料の電子軌道を3D印刷したもの"などを実際に見せながら行っていたプレゼンテーションです。道具を用いた発表は会場の雰囲気を変えていました。

3,4日目は太陽電池のセッションや人工光合成のシンポジウムに参加しました。この頃になると応物学会の雰囲気にも慣れ、どの発表に行くべきか推測がつくようになり、高密度に興味ある発表を聞くことが出来ました。

更に会期中には、ありがたいことに愛知県の会社に勤める高村研OB方との飲み会ができました。ここでは、企業に必要とされる能力や博士課程で何をすべきかについてのヒントを頂きました。
学会やこの飲み会で得たことを今後に活かしていきたいと思います。