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令和4年度課程博士最終審査会

新年あけましておめでとうございます。

ご挨拶遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします🐰

 

1月16日(月)から18日(水)にかけて、工学研究科の博士課程最終審査会が行われました。

私は2日目の朝に発表を行いました。

 

最終審査会は、1時間のプレゼンテーションの後に、質疑応答が30分という時間配分でした。

 

途中からペースが狂ってしまって「100点満足◎!」な発表はできませんでしたが、

高村先生からのご指導の甲斐あって、なんとか、合格をいただくことができました。

指導教員で主査の高村先生、副査の先生方に、この場も借りて改めて感謝申し上げます。

 

非公開で行われる中間審査や予備審査とは異なり、最終審査は一般公開だったので、

助教の及川先生、石井先生をはじめ、研究室の皆さんも聴講にかけてつけてくださいました。

 

先輩として立派な姿を後輩の皆さんに見せることができず恥ずかしくて穴があったら入りたいよ…となりましたが、

後輩の皆さんが研究や就活で忙しい中にも時間を作ってくれたことがとても嬉しかったです。応援ありがとうございました。

 

このブログを書きながら、3年前の修論発表後に書いた自分のブログを読んだのですが、

修論発表の時の私も、納得のいく発表ができなかったらしいです。

向上心が高い、ということにしておきます。

 

私は、M2の5月まで、博士後期課程への進学を決断できなくて、たくさん悩んでました。

それまで見てきた博士の先輩方が偉大すぎて、自分には無理かな、と思っていたからです。

でも、いざ進学してみたら、先輩とか同期との比較ではなくて、結局は自分次第なんだな、と分かりました。

 

こんな風に考えられるようになったのも、高村先生の元で過ごしていたからかもしれません。

私は、もともと自信もないし、他人と自分を比べて落ち込む癖がありました。

あっと驚く新しい学術的発見ももちろんすごいけど、

Pt線を試料に綺麗に巻けたとか、組織観察がいつもよりピントが良くあったとか、そういう日常の小さな成長を楽しんで喜べる力がつきました。

 

 

適度な距離間で指導してくださる先生方、真剣な議論から冗談まで気軽に話せる学生さんたち、いつも事務面をサポートしてくださるゆき子さん、この6年間二人三脚で過ごしたKrFレーザーとPLADチャンバー、たくさんの故障を乗り越えて頑張ってくれたRFスパッタ装置、小さい装置ながらも私の研究結果の根幹を担う分光エリプソメトリー、......

感謝したい人や装置に溢れています。 

あんまり書くと嘘っぽくなっちゃうので書きませんが、このような恵まれた環境で博士後期課程を過ごすことができて良かったです。

ありがとうござしました。

 

 

記念写真がないので、代わりに審査会前夜の絶望写真をここに貼って、私の心を浄化しておきます。

P.S. 後輩の皆さんは、こうならないように、早め早めに準備しようね。

 

二度と見たくないプリンター画面。なかじーとたなかが助けてくれた、ありがとう。