高村研の日常 2023-③
こんにちは。
昨日、高村研究室では卒論、修論の練習ゼミが行われました。
今日のブログでは、昨日のゼミことを振り返ったあとに、研究室ゼミについて紹介したいと思います。
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昨日のゼミでは、来週に修論発表を控えるM2と、再来週に卒論発表を控えるB4が、それぞれ15分、12分のプレゼンを行いました。
今のM2は、私が博士1年生の時に4年生だった代です。
COVID19の自粛の影響で思うように研究をスタートできず、もどかしい思いをしたのかな、と思います。
彼らの大学院入試前の時期は、1日3時間とか6時間とか、研究室滞在時間にかなり時間の制限がありました。
でも、今では、15分の発表に収めるのが難しいくらいに、たくさんの実験や計算結果に溢れていて、
"修士では伸び伸び研究できるようになったんだな"、とホッとしました。
私は昨日、他の用事があって、一部の修論練習を聞いていないので、みんながどんな発表を用意しているのかまだ知りません。
これからが最後の追い込みで仕上げるところだと思うので、応援しています!
来週の発表当日がとても楽しみです♪
B4の7人は、同期でたくさん会話して、相談しながら進めている姿が印象的です。
発表準備は、実験と同時並行で大変だったと思うけど、声を掛け合って頑張っていました。
昨日は発表者が12人(B4が7人、M2が5人)もいたので、結構時間も長くて、みんな疲れてきた頃に、事件が起きました。
4年生の一人が卒論発表用のデータを古いバージョンで上書きしてしまったようです......
事件というより悲劇ですね。
本人の名誉のために名前は出さずイラストで再現しておきます。
印刷した紙は残っているとのことで、なんと、手元カメラをスクリーンに映し出して発表練習が行われました。
とっても可哀想ですが、なんだかシュールで思わず笑ってしまいました。(笑ってごめんね。)
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続いて通常のゼミのお話です!
高村研では、例年、4-7月、10-12月に、ほぼ毎週、週1回の研究室ゼミを行っています。
各回3-4名くらいが担当し、自身の研究の進捗状況を発表します。
なので、自分の回は、多くて1ヶ月に1度くらいの頻度で回ってきます。
研究に関して、結果の解釈を相談をしたり、今後の方針に関してコメントをいただいたりします。
高村研の学生の多くは、ゼミとはいえどしっかりと準備をしてゼミに臨む人が多いです。
私は、これは研究室の長所だと思っています。
研究背景や話の流れなど通常ゼミの時から考えておくことで、学会発表や卒業発表の際の準備が、少しだけ気が楽になります。
また、いつまでにどんな実験を行なっておくべきかを考えることで、スケジュール管理能力が鍛えられるかもしれません。
ゼミ以外でも居室や実験室で日常的に実験や計算の相談をする、というのはよくある光景です。
ただ、材料系や装置がかぶっている人との会話が多めになるので、研究室全員が自分の発表を聞いてくださり、コメントをいただけるというのは貴重な機会だと思います。
他の人の発表から学ぶことも大変多いです。
私はプロトン伝導体やNMR、高圧合成などを自身の研究で扱ったことがありませんが、6年間ゼミを聞いてきたおかげで少しは分かるようになっている気がします。
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昨日のゼミは私にとって最後の高村研ゼミでした。
4年の頃は、自分の発表は緊張してガクブルで、質問もほとんどできず、きちんと参加できている感じがしなかったけど、
高村先生から、「自分が分からないことは、他の学生もわからないってことだろうから、そういうことを聞いてみればいいいんだよ」と言っていただいてから、積極的に発言できるようになりました。
たくさんトンチンカンな質問もしたけど、それも含めていい経験です。
来年も残る後輩のみんなには、ここはホームだと思って、臆せずどんどん発言していってほしいです。
残りわずかな卒論発表までの時間、みんなが快適に研究室生活が送れるように自分にできることを探して何かサポートできたらいいなと思います。
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