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2011年日本金属学会秋季大会(大越)

11月の7〜9日に沖縄県のコンベンションセンター及びフェストーネで開催された、金属学会にてオーラル発表してきたので報告します。

今回の学会は自分にとって昨年の固体イオニクスに続く2回目の学会参加でしたが、イオニクスの時とは違い、講演を聞くだけでなく、わかりやすく発表して、質問に答える発表者という立場であることから出発前から非常に緊張していました。発表順は初日の電池材料セッションの一番最後で、昼12時過ぎから始まったにもかかわらず、多くの人が会場に残っていたため、発表前には緊張感が最高潮に達していました。


発表(大越)

発表内容は、事前に先生や先輩の方々から指摘頂いた点を良く思い出しながら、何とか時間以内に終わることができました。しかし、質疑に関しては、現段階でのデータからは推測しか述べることができず、はっきりとした回答をすることができませんでした。混合導電体というからには、電子と何のイオンがどの程度伝導しているのかを測定しなければ、討論すら難しいということを痛感しました。今後の研究で、今回答えられなかった部分を明らかにして、次の機会があれば、しっかりとした討論をしたいです。

発表後は、焼結材料についての記念講演と水素透過膜のセッションに参加し、自分の研究分野とは異なる内容で理解できない部分も多くありましたが、課題に対する考え方やその解決方法などで、参考になる点が多くありました。

初日の最後に行われたポスターセッションには、研究室の先輩方が参加され、自分は自分の全く知らない内容の発表を選んで聞いて回りました。ポスターセッションでは、一対一で時間を気にせず話を聞けるので、背景から今後の展望まで様々な話を幅広く聞くことができました。

学会は、自分の前に行われた先生の発表と先輩方のポスターセッションで研究室の発表はすべて終わったので、夜に簡単な打ち上げを行いました。


打ち上げ

沖縄といえば、オリオンビール!!
飲みやすくて、何杯でも飲めそうな勢いでした!
また飲みたいです。。。

今回の学会は、自分にとって初沖縄、初発表という、とても思い出深いものになりました。このような機会を与えてくださった高村先生に感謝します。この経験を生かして、今後の研究を頑張りたいと思います。