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MIT留学を振り返って
MITから戻って早くも一ヶ月以上が過ぎました。
今では自分がケンブリッジで暮らしていたことが信じられないほど、完全に日本での生活に染まっていますが、時々いろいろなことが思い出されて懐かしい気持ちになったりします。
Part3の時点ではPart4も書く気でいたのですが、忙しさにかまけて書けていませんでした...ので、ここでは留学のことを振り返ってみたいと思います。
帰国してすぐ修士論文の発表があったため、留学の終盤は発表の準備とMITでの実験を終わらせることの両方でものすごく忙しい日々でした。
結局、帰る前日の夜までかけて実験を終わらせ、ある程度のめどをつけて帰国することができました。
本当はもっと進められれば良かったのですが、時間が足りませんでした。
自分の不手際と計画性が足りなかったことを反省しています。
留学全体を通して、研究では本当にいろいろなことを経験することができました。
自分の良いことも悪いことも、環境が変わったから見えたものもあるのではないかなと思います。
この経験を生かしてドクターの3年間を充実したものにしたいです。
Advanced Materials Synthesis Process and Nanostructure
3/9(月)〜10(火)、仙台市秋保温泉にて開催されたワークショップ、Japan-Russia Joint Seminar"Advanced Materials Synthesis Process and Nanostructure"に参加して参りましたので、ここに報告します!
東北大学金属材料研究所の後藤先生らを中心に行われる報告会、何と東北大学とロシアの大学との協賛ということで、遠路はるばるロシアからも多くの学生と研究者の方々がいらっしゃいました^^
以下、口頭発表とポスター発表の様子です(ちなみにAll English)(2枚目は僕です)!
卒業論文
2月18〜19日に2日間にわたって学部4年の卒業研究発表が行われました。
本年度は天気には恵まれ、雪に見舞われることもなく無事終了しました。
12分間の英語での発表は我々にとって初めての経験であり、研究室内での発表練習では非常に大変な思いをしました。
また、今年は新マテリアル棟への引っ越しの影響で研究がストップする時期もありましたが、誰も怪我することなく6人全員卒業することができました。
これはひとえに高村先生を始め、亀川先生、及川先生そして高村研究室の先輩方の厚いご御指導や御鞭撻のお陰であります。本当にありがとうございました。
来年度からは片平のキャンパスに行く者、引き続き高村研究室に在籍するもの、また他大学の大学院に進学するものとばららばらになりますが、それそれの場所でこの1年間で学んだことを活かして成長できるよう努めていきます。
私個人としては、同期の助け合いなしでは研究を進めることはできませんでした。大切な仲間ができたことにも感謝しております。充実した1年間でした。
第53回セラミックス基礎科学討論会@京都 (高野)
1月8・9日に京都で行われた第53回セラミックス基礎科学討論会に参加して参りました。
私はイオン伝導体セッションで発表しましたが、活発な討論とまではいきませんでした。
自分では面白い研究だと思い発表していますが、聞き手に伝わりづらい部分もあったのではないかと思います。
面白さの押し売りにならないような発表をできるように、精進しなければならないと感じました。
また、こういった発表の機会を経験することで、根拠の足りないところがいろいろと見えてきました。
修論発表まであと僅かですが、今回感じたことを踏まえてよりよい発表をできるように頑張ります。
せっかく京都に行ったので、京の町並みや雰囲気を感じてきました。
京野菜を使ったおいしい料理も食べることができ、鋭気を養うことができました。
修論にむけて張り切っていきます!
第53回セラミックス基礎科学討論会@京都
セラミックス協会主催の基礎科学討論会が1月8,9日に京都にて開催され、参加してきました。
新幹線で4時間かけて京都に到着。先日の大雪は全く残っていなく、仙台と比べて暖かく過ごしやすかったです。
討論会ではセラミックスに関する様々なテーマ(合成から構造評価、応用まで)の発表がなされており、セラミックス材料の可能性の大きさを改めて認識しました。私はリチウムイオン伝導体の作製、評価に関する発表をしました。非常に多くの質問を頂き、自分のテーマに多くの人が関心を持っていることに嬉しさを感じるとともに、これからの研究に対するモチベーションが上がりました。
会場(京都テルサ)
科学の泉
河北新報に「科学の泉」という連載コラムがあります。東北大学の教員が様々な研究分野について一般の方向けに分かり易く解説するものですが、今日から「古くて新しいセラミックス材料」と題して私が担当することになりました。全6回で、オンラインでもご覧頂けます。
古くて新しいセラミックス材料(1)多様な機能性、スマホにも活用
古くて新しいセラミックス材料(2)イオンの配置、ずれるともろさ
古くて新しいセラミックス材料(3)不純物、さまざまな機能生む
MIT留学Part3
なかなかいいペース配分でPart3です。
相変わらずトラブル続きですが(なぜか自分だけ)、うまくやっています。
言葉が違うだけでほとんど日本にいる時と変わらない生活ですが、Thanksgivingの時期は買い物に出かけたり、アメリカらしいことも経験してます。
こちらはすっかり冬になってしまいました。
が、少し写真で秋を振り返りましょう。
燃えるような紅。
ハーバードの周りも紅葉がきれいです。
落ち葉。
心温まる色合いです。
MIT留学Part2
Part2です!
MITでの留学も2ヶ月が過ぎました。
研究が本格的に始まってから、自分の研究やその他のことでもいろいろと気づくこと、考えさせられることが増えています。
こちらに来てから本当にいろいろなことが経験でき、とても勉強になっています。
余暇にはできるだけいろいろなところに出かけるようにしています。
例えば、(けっこう前ですが)地下鉄の下り線で2駅のHarvardでは自然史博物館に行きました。
鉱物のコレクションは壮観で、つい自分の知っているもの、聞いたことあるものを探してしまいます。
鉱物の部屋。
先月には友人とハイキングに出かけました。
紅葉が進んだ山の中を歩き、とてもすがすがしい気持ちになりました。
紅葉がきれいでした。
第47回マテリアル・開発系駅伝大会
10月25日(土)爽やかな秋晴れの中、マテリアル・開発系駅伝大会が開催されました。
例年上位に食い込む我ら高村研究室は、適度な緊張感とともに練習を積んできました。
学生全員に加え教授も参加する研究室は稀であり、
たすきを受け渡していく中で研究室の団結力がさらに増した気がしております。
結果は、、
高村研A 6位(入賞!)
高村研B 12位
高村研C 34位
(38チーム中)
エース早水さんを欠く中、健闘致しました。
よーいどん!
目立つ黄色が高村研のユニフォームです。
受け継がれる意志
第1回 水素化物に関わる次世代学術・応用展開研究会 @ 東北大学金属材料研究所
10/21(火), 22(水)と、東北大学金属材料研究所にて行われた学会に参加してきました! その名も!
「第1回 日本金属学会 水素化物に関わる次世代学術・応用展開研究会」
これまたかっこいい名称ですね…(長くて覚えられません)
その名の通り、水素化物に関する研究を行っている方々が全国各地から集まり、活発な議論を通して「水素の持つ新たな可能性をどんどん発掘してゆこう!」という熱き思いで開催されました。
僕は水素化物のイオン伝導性に関する研究を行っておりますが、ほとんどの方は『イオン伝導』でなく『水素貯蔵』に携わっているとのことで、プロのイオニクサー(僕が考えた造語です)とは全く異なる視点から鋭い質問が飛んでくるだろうな…と、それはもう最高にわくわくでした^^
そして、口頭発表とポスター発表とがありましたが、僕はポスター発表をしてきました(3時間しゃべりっぱなし)!