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第38回 固体イオニクス討論会 @京都テルサ(大越)
12月の3日から5日まで京都で開催された、固体イオニクス討論会で口頭発表を行ってきたので報告します。
この学会は、その名の通り固体イオニクスの分野の最も大きな学会であり、高村研究室でも毎年数名ずつ参加して発表してきました。今年は、僕とD3のレオナさんの2人が口頭発表、高村先生が座長として参加してきました。
集合写真
3つの会場で毎日、イオン伝導体に関する活発な討論が繰り広げられていました。今回は15分口頭発表、10分討論という討論中心の内容に、どのような質問が来るのか、かなり緊張した状態で本番を迎えました。
本番の討論では、先生方が理解しやすい質問になるように言葉を選んでくれたおかげで、しっかりと受け答えができた部分が多かったと思います。そして、まだ実験不足なところや、考察の足りない点がはっきりしたので、今後の修論に向けて、それらを活かしていきたいともいます。
学会後に、秋と冬の境目くらいの京都の街を観光してきました。
2012 MRS Fall Meeting in Boston (益満)
2012 Materials Reserch Society Fall Meeting&Exhibitにて、ポスター発表を行ってきました。今回はその報告をします。
MRSは、春には西海岸(サンフランシスコ)・秋には東海岸(ボストン)で開催される、材料の非常に幅広い分野に関する米国材料学会です。
今年は2012年11月25から30日にかけてボストンで開かれ、高村先生・D1の白さんと共に3人で参加してきました。
会場にて記念撮影
自分自身にとっては高校生のときに北京に行って以来2度目の海外であることやボストンの厳しい寒さ、さらに日本との時差14時間に若干の不安はあったものの、本当にあっという間に6日間が過ぎていきました。
その6日間を簡単に振り返ってみます。
第45回材料系駅伝大会
少し遅くなりましたが、先日行われた駅伝大会について報告します。
当日は普段の行いのおかげか、快晴の下大会が実施されました。
高村研究室では、怪我人以外は全員出場のポリシーのもと、過去最大の4チームが出走しました!
例年では、駅伝に向けた練習は本番が近づくにつれてやらなくなる傾向があったのですが、今年は、本番前日も含めて、ほぼ毎日有志で練習を重ねました。(※強制はしていません)
本番では、強豪「進藤研究室」には及ばなかったものの、同じく強豪の「丸山研究室」とは、アンカー勝負になるほどの接戦となりました!!
最後の最後に力つきる前のアンカーの勇姿です。
この写真の撮影直後に追い抜かれてしまいました。。。
秋山翔太
大会終了後には恒例の集合写真です。
集合写真
第151回目日本金属学会秋期大会@愛媛大学(須藤)
修士2年の須藤です。
愛媛大学で9月17日〜19日の日程で、"第151回日本金属学会秋期大会"に参加し、ポスター発表を行いましたので、報告させていただきます。
松山駅前にて
大会1週間前に感染性胃腸炎に罹患するというピンチがありましたが、亀川先生らの多大な助力のおかげでなんとかポスターを完成させることができました。
発表はスムーズに説明することができたのですが、高圧関係の方々や水素関係の方々からの質問にうまく答えることができず、悔いが残りました。ですが、ディスカッションを繰り返すことで、実験評価や磁性のことでより理解が深まりました。
また、他研究室、他大学の発表を拝聴することができ、とても有意義でした。
内容も為になるものばかりだったのですが、発表方法やスライドの作り方も参考になりました。
第8回固体イオニクスセミナー(及川)
報告が遅くなってしましましたが、9月2-4日に奈良の信貴山で開催されました固体イオニクスセミナーに参加し、口頭とポスター発表を行ってきました。イオニクスセミナーは若手研究者、特に学生や大学院生の参加者が多く、同年代の研究者と討論や意見交換ができる貴重な場でした。初日と2日目の日中はイオニクスの第一線で活躍されている先生方の講演を聞き、夕食後にポスターセッションがありました。ポスターセッションでは、リチウムイオン電池やSOFCの電極、電解質材料などに関する発表があり、専門分野以外の研究について学ぶ良い機会でした。
最終日に口頭発表を控えていたので、2日目午後の自由時間は発表練習をしました。練習を終えた後、夕食まで時間があったので信貴山付近の散策に出かけました。朝護孫子寺本堂では「戒壇めぐり」を体験してきました。本堂の地下に下りていくと真っ暗な回廊になっており、暗くて何も見えない中を手探りで歩いて反対の出口まで進んで行きました。自分の手さえも見えないような真っ暗闇の中を歩くというのは、今までにない不思議な体験でした。
ECI Nonstoichiometric Compounds V @Sicily (大越)
9/23(日)-28(金)にイタリアのシチリア島で行われた、ECI Nonstoichiometric Compounds V という学会に参加し、オーラル発表を行ってきました。
自分にとって7年ぶりの海外で、初の国際学会だったのですが、日本からの出発便が2時間遅れ、現地のホテルまでの移動手段の変更などいきなりトラブルだらけのスタートとなってしまいました。
まず月曜日に先生の発表がありました。
発表:高村先生
僕の発表は火曜日の午前だったので、スクリプトを必死に覚え、それまでの発表者の方々が質問されている箇所などを丁寧に説明するように心がけて本番に挑みました。
発表:大越
The 13th Asian Conference on Solid State Ionics
結構時間が経ってしまいましたが、7月に参加したACSSI学会を振り向いてみたいと思います。
13回目のACSSIはホームグラウンドである東北大学の片平キャンパスの桜ホールで開かれました。初めての国際会議が仙台で、始めは残念だと思ったんですが、発表準備や色んな面で結局仙台で本当に助かりました。
学会の三日目の午前、"Preparation and Mixed conductivity of Bi-Sr-Fe-based Perovskite-type oxides"という題目で口頭発表をさせて頂きました。時間の余裕を持って発表場に入って、他の人の発表も聞きながら待ちました。しかし、パソコンをつなぐ直前にMac専用のコネクターを忘れてきたのに気づきました。発表30分前で本当に慌ててしまいましたが、他の参加者のパソコンで移したら、幸いにあまりズレが出なかったです。本当に先生に心配をかけてしまい、すみませんでした。今度は絶対忘れないようにします。
心を切り替えて発表に迎えました。約12分の発表で質疑が約3分でした。英語で質疑をすることに心配していたんですが、また幸いに質問の内容が分かってきて、答えることができました。本当にこの日は運が良かったと思っています。
しかし、より日々の英語の勉強を加えて、11月にある学会発表では英語でも自由に意見交換ができるように備えたいと思います。
今回の学会では会場でのアルバイトも同時にやらせて頂きました。しかし、その理由なのかは分かりませんが、他の人々の発表を集中してきけませんでした。今度からは学会期間中ではアルバイトなどはしないで学会に集中した方がいいと考えています。
しかし、学会自体は先生方々の講演が多く、本当に有益なプログラムでした。
最後に三日目の夜には松島のあるホテルで懇親会がありました。そこで高村先生は司会をなさいました。英語でスムーズは進行でした。自分は学会に参加していた韓国からの先生方や学生たちと交わりました。そこでは参加国別の出し物を発表することがあったんですが、韓国の学生たちと一緒に韓国の歌を準備もせず歌ってしまいました。他の国の歌などが聞けてとても楽しかったです。
ACSSIの学会を通して、もっと面白い研究をしていきたいと思いました。参加させていただき高村先生に感謝します。
第8回固体イオニクスセミナー(畑山)
9月2〜4日に奈良の信貴山で開かれた固体イオニクスセミナーでポスター発表を行ったので、遅ればせながら報告致します。
ポスターでは、"ペロブスカイト型構造を有するアルカリ金属水素化物の合成"という題目で試料合成と局所構造評価について発表しました。水素化物イオン(H-)という一般的にはあまり馴染みの無いイオンに興味を持って頂けたのか、予想以上に多くの質問を受け驚きました。今後の研究の励みとし、打ち込んでいきたいと思います。また僕と同じ手法で局所構造の評価を行っている方との情報交換が出来たのがうれしかったです。
ポスター発表の他に3日間のセミナーでは、先生や若手研究者の方々の講演を聴講しました。どの方々も素晴らしい講演内容でしたが、特に興味を持てたのが、第一原理計算に関する講演でした。欠陥を導入した系でのフォノン計算をいずれ出来ればと思っているので勉強になりました。
信貴山は聖徳太子の戦勝祈願において降臨したとされる毘沙門天を本尊としており、縁のある寅がマスコットとして至る所にありました。
しぎとらくん
第151回日本金属学会秋期大会@愛媛大学(村上)
9月17〜19日に開催された日本金属学会で口頭発表して来たので報告します。愛媛には9月16日に前日入りをし、天気予報では、台風が接近するとのことでしたが幸い夕方に小雨が降った程度ですみました。日頃の行いですね。これからもツキを溜めていこうと思います。
松山観光
発表は最終日だったので、初日と2日目は他大学で行われている研究に耳を傾けてきました。自分の研究テーマと近いテーマは少なかったですが、他の人の実験の進め方や現在注目を集めている分野など知ることができ、大変有意義でした。
金属学会@愛媛大学
発表当日は、朝から緊張が続いていましたが練習通り報告することができたように思います。質問に対して、すべて応えることはできませんでしたが、今後の自分の実験を進める上で大変良いアドバイスを頂けることができました。今後に活かしていきたいと思います。
第151回日本金属学会秋期大会@愛媛大学(朝倉)
愛媛大学にて9月17〜19日の3日間開催された「第151回日本金属学会秋期大会」に参加し、口頭発表を行いました。
愛媛大学構内にて
出発直前まで実験を行い、先生のアドバイスと研究室メンバーからの協力をいただきながら準備し参加させてもらった今回の学会。
発表は、練習通りハキハキとこなすことができたと思います。
他大学の先生から「データ数が多く、きれいにまとまっていて良かった」というお褒めのお言葉もいただきました!嬉しかったです。
そして発表後の討論時間には、いくつかの質問をいただきました。難しい質問もありましたが、全体としてもう少しスマートな回答ができたのではないかと心残りです。今回の経験を生かし、今後のゼミでの進捗報告では、実際の学会のつもりで回答や質問をする訓練を行っていきたいと思いました。